【写真】 鶏とサボテン

b0051186_2533838.jpg
b0051186_2535976.jpg


今週は、トレドのドラゴン伝説について写真を撮るお仕事を依頼され、ドラゴンというドラゴンを写しまわっていた。ドラゴンは、柱に、壁に、門に、絨毯の中に、無数にいた。教会の天使にまで姿を変えていた。調子に乗って、中国・インド・アッシリアと、龍がいかに舞いながらトレドにたどり着いたかを、藤原新也のアジア巡礼のように撮りまくって出版しようと考え、夢に浸ることまでできた。そんな調子でたどり着いたのが、川のほとりのダイヤモンドの家。

川べりの坂道の麓に建つ、謎めいた雰囲気を残すこの家は、古い家の修理人を育てる学校になっているようだが、開いていたためしがない。ふと川べりを見ると、ニワトリが。ものすごい速さで足を絡ませもせず走り回る動きは、さすがだった。もっと撮りたかったのに木の上に舞い上がられずっと下りてこない。半時間は待っただろう。あきらめてダイヤモンドの家の前の広場を立ち去るとき、階段を見上げるとサボテンが。サボテンから空を見上げると月が。でたらめの取り合わせが静かに混ざっているダイヤモンドの家には、妖精伝説が残されているという。
[PR]

by hamster_paso | 2005-01-23 03:05 | foto スペイン Spain