厳しさと愛情

みなさ~~~~ま! お待たせしました! 復帰、第一号です。
留守の間、ご声援、励まし、温かいお言葉を、本当にありがとうございました。
おかげさまで、なんとかお仕事は時間切れで終了っ!
なんだよ、時間切れかよ、って感じですが、時間は待ってくれませんでした。
まあ、持たない才能出し切って力尽きた、って感じです。
愛知万博へお越しの皆様、ひょっとしたら、私が訳した本を手にニタリとされるかも?
本の到着は、5月半ば過ぎになりそうです。

ところで、今日は、過去2週間耳にした、取って置きのお話をしたいなあ、と思います。
きょうはその第一弾です。ふむふむふむふむとおもったことです。

製本会社の社長さんには、柔道を習っている8歳の息子さんがいるのですが、その先生が非常に厳しいとのこと。
「なんで日本の稽古事は、あんなに厳しいのだろう」と真顔で聞きます。
「そうですねぇ、どうしてでしょうねぇ」
などと、答えになっていない相槌を打っているわたし。その社長さんは続けます。
「厳しいだけの厳しさは、いいことじゃないね」
……ほお。
「まず、相手を尊重、尊敬しないと」
「相手を尊重しない厳しさなんて、ただの意地悪だ。相手に冷たいだけ」

ぎくり。この人、本質を突いている!!いじめって、相手を尊重していないからこそできるんだろうなあ。子供の世界にこんなにも虐めが多いのって、大人の社会で既に、大人同士が相手を尊重しあっていないからかもしれない。反映しているんだ、きっと。日本の社会問題見ていると、どこか精神が置き去りにされているよなあ。やばい、世界にバレバレなんじゃなかろうか。

そんなことを、会話の合間のほんの一瞬に思い巡らしていうちに、話は闘牛と侍へと発展。
「闘牛士も侍も、愛がなければただの殺し屋にすぎないね」

きわめてさりげなく、ご飯を食べているときにこういう言葉がぽろっと出るなんて。
F1とMOTO GPが大好きで、サッカーや闘牛はあまり見ないという40歳の元気なパパさん。
「来週のMOTO GPは中国でだね」と話が変わったので、「そうなんですよね。もう日本じゃやらないし。鈴鹿でね、日本のライダーが死んだからねえ」とわたしが言うと、すかさず
「ダイジロー・カトー」
そして悲しそうに、「MOTOの国、日本だというのね」と、彼の皮肉な悲劇を悼んでいました。

日本は、伝統だとかなんだとか、海外向けに(あるいは自分たちの言訳用に)いろんな言葉を用意しているけれども、そんな修飾語や文化や国境などとは関係ないところで、見ている人は本質を見抜いているのだということを、考えさせられた一日でした。

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闘牛の季節がやってきた!!

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こんなおじさんにも、きっと、人生哲学が詰まっている!!

(2年前、コンデジで撮りました。もう盗まれちゃったけど)
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by hamster_paso | 2005-05-04 23:52 | 生活のこと mi vida