夏の思い出

あれよあれよという間に、8月も終りですね。
寂しさが胸にこみ上げ、朝からどうにも落ち着つきません。
それはたぶん、久しぶりに母の懐に戻ったせいかもしれません。
ほんわりと私を包んでくれる温かい母から離れ、ぽつんと埃臭い町にまた流れてきたから、
今、悲しくて涙が出そうになっているのです。
なんで、こんなさいはて来ちゃったんだろう。
こんな最果てに来る人生を選んじゃったんだろう。
ときどき、自分の運命を恨みます。
こんな生き方しかできない自分に悲しくなります。
母のいるところは、一番安心できるところです。
いくつになっても、そう思います。

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夏は、母と、妹の家族と、こんな夜空を一緒に眺めました。
築港に座りこみ、お好み焼きやから揚げをつつきながら、次から次へとあがる花火を見上げていました。きれいだねえ、きれいだねえ、と築港にいる人々全員が言う、この上なく平凡な言葉を、何べんも繰り返しました。二歳になる下の甥は、花火の音に泣いてしまいました。何年も近くに住んでいて、貴船祭りにはじめて来たと、母がぽつんと言いました。時折、少女のように無垢なことを言って笑う母を、いつまでも守ってあげたいと思いました。

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by hamster_paso | 2005-08-31 23:39 | ふるさと日記 en mi casa