【パリ・暴動前】その1 カフェの窓から

フランス全土に拡大したという移民の暴動。
高い失業率、テロを防ぐ治安強化策として移民に対して街で行なわれている職務質問、公立高校ではイスラム女性徒はベール着用禁止という新法律などが、移民の不満として募り、警察に職務質問された少年が逃げ切れず高圧線によじ登り感電死したことが引き金となって、今回の暴動にまで発展した、と今朝のNHKニュースで解説していた。

しかし、わたしが帰国前に数日滞在したパリで聞いた説明はちょっと違う。ある友人は、2007年に行なわれる大統領選挙を睨んで、内相ニコラ・サルコジが「汚い移民を一掃」し、手柄を立て市民の信頼を勝ち取り大統領に当選する、というシナリオがあると言った。

サルコジといえば、相撲の力士のことを「ポマードを塗ったデブ」と平気で言い放った危険人物。アメリカに擦り寄る姿は、純ちゃん並みか、それ以上。サルコジのお兄さんは、日本で言えば経団連みたいな、フランスの財界連盟の会長だったか、副会長だったか。大手メディアや出版社の社長なども属する連盟だ。なので、メディアの操作だってお手のモノだ。ある人気雑誌で行なわれたフランス有名女性の人気投票で、サルコジの元妻(当時は妻。今は離婚)が人気No.1一番になったのだが、その雑誌の社長もサルコジ兄弟のお仲間だった。サルコジのお兄さんだって、テレビにもしょっちゅう出る。どちらも権威と金しか目にないように見える。どんなにエラかろうと、金を持っていようと、品格など漂う気配さえない兄弟だ。
別のフランスのインテリ友人は、「下品なサルコジが大統領になって、エリゼ宮に立つ姿なんて、恐ろしすぎて、想像したくない」と嘆いていた。
「あんなのが大統領になったら、フランスもおしまい」だと。

なるほど、こんなヒトが「街をきれいに!」と叫んだら、暴動しか起きないのか。このヒト、とりあえず、目下、大統領候補のNo.1だという。フランス人でなくても、気が重くなる。


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by hamster_paso | 2005-11-08 09:33 | 移民問題 los inmigrantes